現在Amazonジャパンでは大陸セラーによる大量出品と大量レビューで
善良なセラーがダメージを受ける毎日が続いています。
あまりのモラルのないセラーの多さにAmazon側の対応が遅くなっており、
状況は改善する見込みが見えません。

海外から簡単に輸入して販売できる商品では彼らの餌食になってしまいます。

そこで他のショッピングモールに活路を見出そうとすると、Yahoo!ショッピングが候補の1つに挙がってくると思います。

ですが、Yahoo!Shoppingもモラルのないセラーが増えてきています。
それは大陸セラーというよりは、無在庫転売をメインとした国内セラーが多いように感じました。

今回、私達が運営するYahoo!ストアもその被害を受けているのに気づき、対処しました。

商品名から商品ページまでそっくりコピーして、価格は当店の販売価格に3000円ほど上乗せして販売していました。

商品名の頭に商標登録されたブランド名が書かれている状態で

商品名の侵害と、商品画像の著作権の侵害は明らかでした。

そこで、次のように行動しました。

メールでのお問い合わせを試みる

Yahoo!JAPAN ストアクリエイターPROのページ、こちらの右上に「問い合わせ」というリンクがあります。
ここをクリックすれば、お問い合わせができると書かれているのですが、
クリックしても「ヘルプデスクからのご案内」のページが表示されるだけで、問い合わせ先のメールアドレスや投稿フォームは表示されません。
つまり、機能していない。
そのため断念しました。

お電話でのお問い合わせを試みる

ヘルプデスクからのご案内のページには電話番号も載っています。
そこで今度は電話を掛けてみることにしました。
この電話は20秒毎に●●円かかりますのメッセージが流れました。
ざっくり1分30円。
「ただいま混雑しているため、、」のメッセージが流れ待たされます。
この間も通話料がかかります。
そうして5分ほど待ちましたがつながらず。
ここで断念しました。

商品ページから違反商品の報告をする

次に行ったのが、違反商品ページにある「違反商品の報告をする」のリンク、ここをクリックしYahoo!へとメッセージを送ることです。

しかし3日経過しても、商品ページが削除されることはありませんでした。

これでは拉致があかない、

新たに次の行動をとりました。

サポートにチャットで相談する

ヘルプデスクからのご案内のページには「チャット」による相談の方法も記載されていました。
そこで、チャットを開始。
最初にチャットで表示される

必要事項を書いてください、
お客様管理番号、お店の名前、氏名

に従ってチャットに入力してしばらくすると、

「只今確認しております」との返事があり、

1分後ぐらいに「どのようなご用件でしょうか」と応答がありました。

やった!ついにつながった!
喜んで、状況を記入します。
相手の商品ページのURL、商標登録番号などです。

、、、しかし、、、、

Yahoo! JAPAN知的財産権保護プログラム「プログラムA」なるページを紹介され、
直接チャットのやりとりの中で何か処理をしてくれるわけではありませんでした。

https://business-ec.yahoo.co.jp/ppip/program_a.html

そしてこのページに書かれている「手続き」が面倒です。

印鑑証明、住民票、商標権を証明する書類、こういったものを
郵送でYahoo!に送る。

しかも送ったからといって処理(違反セラーの商品ページの削除)を必ずしてくれるとは限らない、
とチャットで釘を差されました。

そして「出品者同士で話し合いをしてください」とも。

出品者に連絡する

違反出品者に電話で連絡をする、これはとても精神的に負担の大きい作業です。
もしその出品者が快く応じなければ、電話のあとに暗くて重い気持ちが続きます。
これは経験ずみ。いいことがない。

そこで別の連絡方法をとりました。

それは、
該当の商品ページにある「この商品についての問い合わせ」のボタン。

これをクリックし、商品の購入検討者という立場でセラーにメッセージを送るのです。

ここに書かれたメッセージは商品ページに自動的に公開することができます。

商標権の侵害、商品画像の著作権の侵害、他社へ販売許可をだしていない商品、
こういったことが商品ページに表示されれば、その商品は売れることはないでしょう。

こうしてメッセージを送ってから10分後、
この出品者から「失礼しました。すぐ削除致します」の返答メッセージが表示されました。

結論、Yahoo!のサポートは頼れない

この経験から得たのは、Yahoo!ショッピングのサポートは、商標権の侵害の問題では役に立たない、ということ。

出品者同士、当事者間で話し合ってください、という返事しか得られません。

商標はネットで調べることができ、
Yahoo!でストア開設のときに送った書類に書かれた情報があるにもかかわらず、
彼は動いてくれません。

違反セラーにメッセージを送るのが一番おすすめの対処法です。