クラウド型の会計ソフトfreeeからトラブル発生のお知らせメールがありました。

Amazonから取引データが取り込めていない可能性

不具合の内容を抜粋します

この度、Amazonセラーセントラルの口座同期における不具合が確認されました。

【対象期間】

1) 2015/07/09〜2021/09/08

2) 2021/04/01〜2021/09/08

【事象の詳細】

Amazonセラーセントラルの口座同期において、以下の1)および2)が取得できていない可能性があることが判明いたしました。

1)2015年7月9日〜2021/09/08のAmazonセラーセントラルにおける「引当金」及び「FBA関連の手数料」の2種の明細のうち、注文番号が空(-)である明細

2) 1)の2種以外を含む、2021/04/01〜2021/09/08の明細

【事象の原因】

1)については、 取引重複チェックの機能に不備があり、一部取引を誤って取得しない仕様でございました。

2)については、Amazonのサイトリニューアルにより、指定期間に取得できる取引件数が減っていたため取得漏れが発生しておりました。

期間が2015円年までさかのぼります。

取込み漏れがある場合、売上金の記入漏れがあるということですから、
税務署に売上を少なく申告していることになります。
たくさん売上があるのに、過少申告したという結果になります。

悪い言い方をしますと、
本人に悪気はないけれども、脱税をした、という結果になります。

追徴課税が発生するかもしれません。

軽い問題ではないですから、しっかり対応しなければいけませんね。

どう対応すればいいのか

このメールに対応策が書いてありますので抜粋します

1)および2)どちらの場合も、Amazonセラーセントラルの情報とfreee会計に登録されている取引を比較していただき、必要に応じて修正をお願いいたします。

<確認方法>

お手数をおかけいたしますが、以下の手順でご確認をお願いいたします。

・Amazonセラーセントラルのトランザクション画面を開く

・freee会計の取引の一覧の画面を開き、確認するAmazonセラーセントラルの口座に絞り込みを行う

・内容を比較いただき、不足しているものがないかご確認いただく

・不足内容があった場合は、手動で取引登録していただく

ご覧のように

AmazonのトランザクションのデータとfreeeのAmazonの取引データを
自分で照合し、もし取込み漏れのデータがあればfreeeに手入力する

ということです。

普通に行えば、とても手間と時間がかかりますので、次の方法を紹介します

簡単に自分で照合する方法

アクセルツールズでツールを作成しました
このツールは
freeeがAmazonから取込み漏れしたデータのうち
「2015年7月9日〜2021/09/08 で、freeeに登録されていない注文番号」があるかをチェックします

無料で公開しています。

一切登録は必要ありません
Windows7またはWindows10用。
Macの方はお名前ドットコムのデスクトップクラウドで仮想Windows上でお使いください。

ツールの準備

下記をクリックするとダウンロードできます

もしダウンロードできない場合、ブラウザがグーグルクロームでしたら、下記のリンクを右クリックし
「リンク先を名前を付けて保存」を選択してください。

freee-AmazonData-lost-check ダ ウンロード

圧縮されていますので、解凍してください。
テキストファイルが作成されますので、このファイルを開きお読みください。

データの準備

Amazonセラーセントラルからのデータダウンロード
ペイメントのページ > 期間別レポート
レポートを作成ボタン > トランザクを選択 > カスタムを選択 > 開始日から終了日までが366日以内の期間になるように入力 > レポートを作成ボタン
Amazonからトランザクションのデータをエクスポート

下に作成中のレポートが表示されるので、「最新の情報に更新」をたまにクリックし、「ダウンロード」ボタンが表示されるのを待つ。
Amazonからトランザクションのデータをエクスポート

ダウンロードボタン
Amazonからトランザクションのデータをダウンロード

上記の操作を繰り返して「2015/07/09〜2021/09/08」の期間のデータをダウンロードする。

Freeeからのデータダウンロード
取引 > 取引の一覧・登録
検索条件を使って、Amazonの取引で「2015/07/09〜2021/09/08」の期間のみを表示

右上の 「その他の機能」 > 「取引データのエクスポート」 > 「取引データのみを現在の検索条件でエクスポートする > 次へ でエクスポート

右上の 「その他の機能」 > 「取引エクスポート履歴」 > 作成されたCSVファイル をダウンロード
freeeからAmazonのデータをダウンロード

こちらのページも参考になりますhttps://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/205382094

ツールを使う

ツールを起動、表示されたメッセージに従って操作。
自動で照合が始まります。
モニターの左上に小さく進行状況が表示されます。

すべての照合が終わりますと、結果が表示されます。

Amazonからダウンロードしたファイルの数だけこの操作を行い、取込み漏れしたデータがないかを調べる

取込み漏れしデータがある場合には「freeeに取込み漏れしたデータがあります/クリップボードにコピーしました」とメッセージが表示され、そのデータがメモリに一時保管されます
このデータはメモ帳などに「貼り付け」を行うことで表示できます