起業して事業が順調にいきだした方とお話をする機会がありますが、

こちらがプログラム開発をしていることを知ると、

プログラムの作成をお願いするとどれぐらい費用がかかるのか?とよく聞かれます。

プログラムの開発にかかるコストはほぼ人件費で占められます。サーバー代がかかるケース以外はすでに使っているPCとインターネット、電気代などです。

ですから「費用がどれくらいか」という質問には「どれぐらいの時間をかけて作れるのか?」ということがわからないとお答えできません。

開発側がすでに過去に作ったことのあるプログラムと似ていれば比較的短期間で完成するでしょうし、
そうではなく「どんな作業の部分をツール化するのか?」を一から説明を聞かないと理解できない場合には、都度打ち合わせを行いながら開発していくため時間がかかります。

プログラム化できるものとは、

文章として作業内容を書きそれを読んだ人が誰でもその通りに行えば再現できること

なのです。
人が頭で考えて判断しないといけない作業は、ツールにできません。

Amazonや楽天での商品販売に関するツールの開発を外注化しようとすると、とてもニッチな分野の作業のプログラム化ですから、外注先を探すときには「Amazonや楽天関係のツール作成経験者」をまず探すことになるでしょう。

実際はなかなかそういった開発業者はみつかりませんので、Amazonや楽天での仕事を初心者に教える要領で相手に説明することになるでしょう。
秘匿性が高い内容を説明しなくてはいけない場合には、まず秘密保守の契約書を作ることから入ることもあります。

そして概算見積りができ、外注化と開発がスタートすると今度は仕様変更や機能追加がでてくると費用は増えていきます。
「せっかく依頼するのだから、この機能もつけたい」という気持ちが出てくるんです。
そうやってトータル金額が大きくなると「パートやアルバイトの人を雇ったほうが安かった」という場合もあります。

また多くのプログラマーは複数の仕事を受け持っているケースが多いですから、他に緊急の仕事が入った場合にはそちらを優先されて自分のツール開発が遅れることもあります。

自分の作業内容を理解している専属プログラマー、というのが理想的ですね。

以上、ツール開発の外注を考えている人のための情報でした。